マグロの切り身

ただ単に切ってしまえば良いものなんですが、こだわれば極めるのに非常に時間を費やす一品です。

切り身は”平造り”、”そぎ造り”、”飾り造り”などあります、盛り付けは5切れと覚えておいてください。これは古来より伝わる陰陽五行の考えに従い、万物に陰と陽があり、偶数は陰、奇数は陽となり組み合わせのバランスが良くなるという考え方からです。

 

【材料】

●マグロの柵(市場で仕入れれなくても、スーパーでも昨今は探せば良いものがあります)

●大葉

●大根のけん

 

【作り方】

1、マグロを平造りにする。筋に対して垂直に包丁を入れる、また包丁全体を使いできる限り1回で切る。包丁を腕に例えると肘を当ててから指先の小指までを使用するイメージ。(ギコギコ切りすると身も剥がれ、舌触りも最悪に!これだけはしないで下さい。しかも所作的にも非常にバッドイメージ!)

1、奥に大根のけんを手の中で丸めるようにまとめて立てる

2、大葉を立てかけて2切れその手前に土台を作るように置く

3、その土台を使い残りの3切れを扇が開くように盛り付ける

3、右手前に薬味は置いてください(右利きの方のために薬味は右前となっています)

 など簡単そうに見えて内面から調理をするイメージの刺身。語源や、意味合い、日本固有の風習などいろんなものが敷き詰められた”料理”である事に気付かされます。最近では輸送技術の発展により鮮度が保たれている為、つまなどの薬味を置く必要性や理由も希薄になって来てます。思考による技術発展がまだまだ起こるイノベーション料理であると言えます。

マグロ刺身鮮魚